認知症とはどんな病気?

 認知症は、脳の働きのうち、認知機能と呼ばれる、物事を記憶する、考える、判断するなどの機能が低下し(中核症状)、日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
 一般的なもの忘れと混同されがちですが、もの忘れはある出来事のうち一部を忘れてしまうのに対して、認知症は出来事全体を忘れてしまいます。また、認知症に伴って起こる抑うつ状態、睡眠障害、幻覚、妄想などを周辺症状といいます。

認知症の主な症状
【中核症状】
 新しいことがまったく覚えられない
 自分が忘れていることに気付かない
 突然、時間や場所がわからなくなる
 同じことを何度も言ったり、聞いたりする
 物の名前が出てこない
 置き忘れやしまい忘れが目立つ
 水道の蛇口やガス栓の締め忘れが目立つ

【認知症に伴っておこる症状(周辺症状)】
 怒りっぽくなった・興奮しやすくなった
 以前はあった関心や興味が失われた
 落ち込みやすくなった
 ないものがみえると言う
 ものを盗られたと言う
 夜眠れない
 深夜に目が覚める

治療方法
 認知症を根本的に治すための治療法は現時点では見つかっていませんが、薬を服用していただくことにより、認知症の進行を遅らせることは可能です。また、認知症に伴う周辺症状も適切な薬を服用していただくことで、軽減することが期待できます。
 当院にはCTやMRIなど脳の画像検査を行うための設備が無いため、検査機器の整っている医療機関に依頼することもあります。

注意点
 当院では患者さん一人ひとりに合わせた治療方法をご提案しております。
 飲んでいただく薬の量は患者さんごとに調整しています。飲む量・回数は医師の指示をお守りください。
 症状が良くなったと思い患者さんの判断で薬を飲むことを止めないでください。再び症状が重くなってしまうこともあります。
 当院は予約制ですが、症状が悪化した場合などは早めにご連絡のうえご来院ください。


KMC 10.10.21, R 15.12.11-24784, R 17.12.07-42430, 18.12.1-52257